荒らし共栄圏のいま
公判の状況と、匿名・流動型犯罪グループに狙われる高知の現状をお伝えします。
リーダーと公判の状況
「主席」を名乗っていた少年は、2025年3月に警視庁に逮捕された後、東京家裁の少年審判を経て同年11月に少年院へ送致されている。偽時計の供給役とされる横浜市の男性被告(29)の公判は高知地裁で続いており、2026年10月23日には少年が証人として出廷した。
捜査関係者によると、少年はさらに別事件への関与もほのめかしているという。集団そのものの現在の活動状況については報道されていない。
匿流に狙われる高知
少年は法廷で、四国は競合が少なく「成功率が高い」と証言した。高知県警は、匿流が首都圏ではなく高知を狙って凶悪事件を起こす可能性は十分にあると警告している。
県内では2026年7月中旬、県外から来た20代の男が南国市の住宅に窓ガラスを割って侵入し、貴金属を盗んで県外へ去る事件が発生した。男は10月29日に住居侵入と窃盗の疑いで逮捕され、県警は秘匿性の高い通信アプリで複数人と連絡を取り合い被害宅へ一直線に向かった状況などから匿流の犯行と断定し、上位者を追っている。この事件と「荒らし共栄圏」との関連は報じられていない。
県警によると、ナンバープレートを偽造した複数の車が県外から入ってきているほか、買い取りやセールスを名目に県外から複数人が住宅を訪ねたとの相談も相次いでいる。何げない玄関先の会話が家族構成や在宅時間を探る質問だった可能性や、SNS の投稿から金品のある家が選ばれている可能性も指摘されている。「最近は県内で侵入盗などが発生すれば、まず匿流の犯行を視野に調べるようになった」と捜査幹部は語っている。
出典:高知新聞 2026年11月1日「『成功率高い』トクリュウに狙われる高知 実行役、標的の住宅へ一直線 県警『凶悪事件の可能性十分』」
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